世界規模の人権教育プログラム
第2段階 » 治安部隊へ
2004年12月10日、国連の人権教育の10年を締めくくるに当たって、国連総会は社会の全領域で人権教育の実施を推進するために人権教育の世界プログラムにおける第3段階を発表しました。
第1段階(2005–09年)では、小中学校における人権教育の実施に重点を置きました。
第2段階(2010–14年)では、人権教育を高等教育機関、教師、教育関係者、公務員、警察官、軍人に広げていきました。
第3段階(2015–19年)では、報道関係者やその他のメディア関係者やジャーナリストを対象とした、平等と人種差別反対に関する教育とトレーニングに重点を置きます。 このプログラムの目的は、ステレオタイプや暴力と闘うこと、多様性の尊重を育むこと、寛容さ、異文化や異宗教との対話、社会に共生を呼びかけるものです。
第2段階の強調点の理論的根拠は明確です。教師や高等教育機関の教師、明日を担う市民やリーダーです。 さらに公務員、警察官、軍関係者など他人の権利を尊重し保護する大きな責任を担う人々です。
この責務に加えて、ユナイテッド・フォー・ヒューマンライツは、世界の大きな困難に直面している地域の治安部隊に、人権の教育とトレーニングを提供するプログラムを実施しました。 この範囲は、インド中央部のマディア・プラディシュ州の警察学校の生徒への人権教育の実施から、コロンビア国軍の人権と国際人道法の学校でのトレーニングに至ります。
2015年初旬の人権教育の世界プログラムにおける第2段階の締めくくりとして、すべての国連加盟国は、このプログラムのこの段階の実施状況を評価し、国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)にレポートを提出します。 OHCHRはそれらの国内評価レポートを基に世界レポートを作成し、それを国連の人権機関で最高の人権委員会に提出します。
人権教育における記念すべき出来事
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