人権教育がガイアナ共和国の将来の世代を育成する
YHRガイアナ共和国支部は、国民の考え方そのものを変える人権教育と人権に対する意識で、家庭内暴力の根源に取り組んでいます。
ガイアナ共和国は、南米のベネズエラとスリナムの間に位置しているにもかかわらず、カリブと見なされています。 ミニバスから流れてくる陽気なソカの音楽と彼らのカリブ・スタイルのフェスティバルで、この国の未来をむしばむ重大な問題を見過ごしがちです。
ユース・フォー・ヒューマンライツ・ガイアナ共和国代表のスティーブン・シンはこう述べます。「ガイアナ共和国での人権に関する最初の問題は、知識の欠如です。 これは教育における大きなギャップであり、カリキュラムの一部にはなっていません。 また男尊女卑のいばった態度も存在しています。 性暴力は他の一団に対する敬意、愛そして理解の欠如に基づいています。」
2016年ニューヨークでの国際人権サミットに参加した後で、シンは地元に戻り、何かをしなければならないと気付きました。 「国連で話をしにはるばると出かけていって、自分の国で性暴力やその他の人権侵害が起きているのに、それに対して何もしないというのは意味をなさないと思いました。」 故に彼はYHRガイアナを結成しました。
「人権教育を通じて、私たちは、明るいガイアナ共和国を創る将来の世代を育成しています。」
シュメール・モハビルが最初のメンバーのひとりでした。 彼女がなぜ参加したのかこう語ります。「私たちの地域社会にいる多くの人々が家庭内暴力を経験しています。 ユース・フォー・ヒューマンライツ・ガイアナ支部が始まった時に、チャンスとばかりに飛びつきました。なぜなら、人権は世界平和のための基礎だからです。」
直ちに首都ジョージタウンだけでなく農村地域の学校でも提供を始めました。 メッセージはさらにテレビやラジオインタビューを通じて広がり、最終的には、人口の17パーセント以上に届けられました。 これにより、ガイアナ共和国の教育省がYHRに国内の全学校へリーチする許可を与え、政府は性暴力の被害者を保護する特別法廷の形成を発表しました。
教育省長官の言葉はこうです。「人権教育を通じて、私たちは、明るいガイアナ共和国を創る将来の世代を育成しています。」
事実
1年間で出来ること
今年は、ユース・フォー・ヒューマンライツとユナイテッド・フォー・ヒューマンライツがより遠く広くリーチし続けました。
26,656
注文数
教育パッケージ、情報キットそして小冊子を含む教材への申し込み。
4,566
教育パッケージ
過去1年間に学校からの注文に送られた数
1,017,191
小冊子
30の侵すべからざる人権に関して他の人々を教育するために今年配布された数
3,013
イベント
世界各地で開催された、請願運動、パレード、コンサート、見本市や学校のセミナー
人権の保護
ユナイテッド・フォー・ヒューマンライツのメンバーになることで国際的な人権運動に参加しましょう。 ユナイテッド・フォー・ヒューマンライツは、世界人権宣言に対する意識を向上させるために、世界のあらゆる場所で個人、教育者、団体、行政機関を援助しています。